top of page
検索
  • 執筆者の写真歴BOWエクスプローラー

法要も防災も備えがポイント

更新日:2020年8月20日

こんにちは。今回は少し長いです。


8/1に父親の三回忌の法要を執り行いました。当初は4月初めの予定でしたが、自粛ということで延期しておりました。しかし、法要は大切という思いがあり、父の誕生日8/4付近に合わせて、オンラインによるライブ配信での法要にチャレンジしました。菩提寺の光圓寺や親戚、システムを使わせていただいたKCSさん様々なご協力の元、無事に終えることができました。茨城新聞も取材してくれて、なんと!8/14の新聞の一面に掲載いただきました。これからの法要のひとつの選択肢として、オンラインが普及してくれるといいと思います。


オンライン法要の細かい部分は、いずれ綴るので、今回は新聞の記事はリンクを貼ります。


法要は親戚が集まるきっかけのひとつ。オンラインで済ませればいいとは思っていません。私の場合、以前から「遠方の親戚やお世話になった方々」が負担のないように参列してもらうためにはどうしたらいいか?チャットなどのオンラインを使いたいと思っておりました。オフラインとオンラインの「併用」がベターだと思います。集まれる方は菩提寺に集まり、遠方の方や、身体の不自由な方、1日しか休めない方、介護等で家を離れられない方、親戚にも様々な生活パターンがあります。生前の父に世話になったからと電話や手紙、ご香典をいただいたりしました。「きっと、参列して、皆と偲びたいんだ」と感じました。

自分自身に置き換えればとてもよくわかると思います。

※施主の私も県移動のリスクを回避して自宅からオンライン法要に参列しました。


さて、「法要の大切さ」「親戚のありがたさ」を感じたのは、父の入院中からでした。遠方にも関わらず、父親の妹弟や母親の姉妹、父親のいとこや友人もたくさん見舞いに来てくれました。また、先々代のご住職から菩提寺と父親は付き合いがありました。普段からの様々な付き合いが、精神的な助けになることを感じました。

10日ほど前のこと、看護師が、あと1か月は厳しいかもしれない。いろいろ準備はなさった方がいいと思いますと、妹にアドバイスしてくれました。生前(何年も前から)父は、葬儀は身内で小さくやってほしいと言っていたので、小ぢんまりと1日葬のできる葬祭場を探し、亡くなる二日前に相談にいき、いつでも対応できる心構えがしっかりできました。


亡くなる前日、また来週来るよ!と父に声をかけ、一旦横浜に戻ってきました。いつ呼ばれるかわからない気がしていたので、すぐ出かけられるように、帰宅して早々、喪服も含めて荷物を準備しておきました。翌朝、妹から、あまりもたないかもしれないと電話があって、午前中に急いで駆けつけ、ギリギリ父の死を看取ることができました。


とても悲しかったですが、看護師がアドバイスをくれたおかげで、しなければいかないことは事前にわかっていました。相談した葬儀社もすぐに対応してくれました。遺族にとっては安心です。だから、その間、ゆっくり過ごす時間が持てました。またある程度葬儀の方向性を担当者も知っていたので、進行方法も予算もスムーズでした。父の姉弟従兄、母親の妹達の連絡先、年賀状をやりとりしていた方には最低限伝える形で準備していました。その際、父が自分で父方母方にわけた親戚一覧表を作っていたことと、菩提寺が坂井家の親戚系図を持っていてくれたことが非常に助かりました!これ大切です。 実際に電話でのご連絡をしたのは親戚と父の知人併せて40名くらいでした。会場の最大が60名だったので、余裕を持たせました。また、連絡がつかなかったり、確認できないけど付き合いもある方もいるので、新聞に載せました。私たちが知らないけれど、父の付き合いのあった親戚の方々にもたくさん連絡しましたが、その親戚の方々は、私たちの話を父から聞いていて、遺族のことを知っていてくれたのです。この時点で涙が止まらなかったです。「お父さんにお世話になったんだよ!」と皆口々に。この時から、親戚づきあいの大切さと有難さを感じました!


葬儀当日、参列者80名。電報や代表に頼んだ方等含めて120名。溢れてしまい申し訳ありませんでした。そして、こんなにたくさんの方々が父に関わっていただいていたこと、恥ずかしながら知りませんでした。はとこや私の恩人も新聞を見て駆けつけてくれました。お一方お一方声をかけていただきました。感謝しかありません。親戚や、父がお世話になった方の気遣い・有難さに、喪主挨拶ではもちろん号泣してしまいました(笑)親戚や知人の方々から父のいろんな話を聞くことができました。

※左から、亡くなる前日の病院、一日葬の流れ、四十九日(同じ菩提寺に墓のある親戚)


あっ、で、何がいいたいかと言いますと、「準備」が大切なんです!必ず起きることだから何をしたらいいかとかどこに相談したらいいかとかを知っていることが重要です。縁起が悪いからと準備をしていなければ、大慌てで後手後手になります。また普段から菩提寺と付き合いがあり、しかも、事前にある程度状況を知っているから、ご住職も対応しやすかった。親戚と付き合いもあったおかげで、遺族がわからなくても親戚が知ってくれている安心感。そして父も私たちも準備ができていたから、余裕をもって父を見送ることができました


防災も同じだと感じます。被災したら、何をして、どこに何を相談したらいいか。普段から工務店や設備屋さんとお付き合いがあれば修復を優先してくれる可能性もある。古い考え方ですが、遠方でも親戚は何とかしようとしてくれる存在。それは被災しても同じこと。近所は同時に被災者となってしまうから、遠方からの支援はする方もされる方も重要!父がそういう準備をしてくれていたおかげだと思います。


父が亡くなってから、私は親戚づきあいが広がりました!父の残してくれた大きな資産は、親戚との繋がりだと思います。コロナの影響で開催延期していますが、はとこ会をやろう!という話になってます(笑)また、三回忌法要の新聞記事を見て、父のいとこのいとこ?の方からもメッセンジャーに連絡があり、びっくりしましたがとても嬉しいことです


無理に人付き合いを作る必要はなく、まず身近な親戚から、お付き合いをしていくのも自然だと思います。自分のルーツや両親祖父母の歴史を知っている方とは自然に繋がれますし、人はルール等作らなくても自然に助け合います!遠くの親戚より近くの他人といいますが、いえいえ、遠くの親戚もとても大切です!正直、お金の面でも気遣ってくれます。ほんとに大切なことです。防災でも、お金があるかないかは生活の立て直しに直結します。


防災も法要も、普段からの行動が直結します。備えあれば憂いなし!


※これは私が経験して感じたことなので、人付き合いは皆さんそれぞれ異なると思います。

閲覧数:23回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page