歴BOWエクスプローラー
御城印をもって出掛けよう!
かなり久しぶりのブログになりました。さぼり気味ですみません(汗)
皆さん、「御城印」はご存じでしょうか?ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、簡単に言えば「御朱印」の「城」盤。登城記念です。実はいま、空前絶後の御城印ブーム!全国各地の城で発売されています。三浦半島は「三浦氏」の本拠地。三浦氏ゆかりの地名や寺や城が数多く存在しています。(城はいわゆる天守閣があったり石垣がある城ではなく、土の城で土塁や堀等の遺構が残る)
三浦半島には、いまをときめく「山城ガールむつみ」さんがデザインした4つの城の御城印があります。横須賀で生れ育った彼女の強い思いを込められています。ここでは詳細な説明はしませんが、彼女のデザインした「御城印」からその思いは伝わってきます!城の歴史的背景、御城印に込めた思いの解説書が同封されているのです♪
12/29は朝から午前10時頃までの仕事をして、そのあとバイクを洗車しました。
せっかくなので、乗り納め!ということで、行先は三浦半島に決定!再来年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台にもなります。かくいう私は三浦一族城郭保存活用会の副会長ということもあり、「行っておくべき場所」なのです(笑)
さて、そんなこともあり「御城印をもってツーリングに行こう!」と題して、バイクに跨り浦賀を目指しました!そう、目的地は「浦賀城」。実は…怒られてしまうけれど…初めての登城。なのでしっかり、浦賀城の御城印をバッグにいれて、レッツゴー!
有料道路を制限速度(笑)で、約40分で浦賀に到着!浦賀駅近くのカフェCoolClan浦賀に立ち寄って腹ごしらえ!三浦半島4城の御城印を販売している唯一のお店です。地元野菜や地域性を生かした食事もおいしいので、お洒落なお店にぜひお寄りくださいね♪
5分ほど走ると、西叶神社に到着!願いが叶うという神社なので祈ってみました(笑)駐車場にバイクを停めて、浦賀港の対岸にある東叶神社に向かいます!(叶神社が2社あるのは諸説あるようです。)
対岸にはどうやっていくかって?ふふふ…そう、「浦賀の渡し船」があるのです!もちろん渡してもらいます!旅は感覚で楽しむもの♪この渡船、昔は日常で使っていたんだろうな~と思いをはせながら、対岸に到着!東叶神社まで歩いて3分ほどですが、そこまでの道のりも、漁村!の雰囲気が色濃く残っていて、情緒あふれる道すがらです♪
東叶神社の裏山が「浦賀城」。急な階段を登ります!それほど高さはないので、チャレンジしてください!(笑)浦賀城は北条氏が安房(房総半島)里見氏に備えて築城されたと伝わりますが、元々は三浦義同(道寸)が築城し、北条氏が整備しなおしたという説もあります。いずれにしても、三浦半島を守る海上側の重要拠点だったわけです!というようなことも、山城ガールむつみさんが手がけた御城印には解説が書かれています。
5分~10分で主廓である明神山の山頂に着きます。一気に視界が開けた場所から、房総半島を眺めることができるビュースポット!浦賀城の御城印には「浦賀水道に浮かぶ安宅船」がデザインされています!御城印を片手に展望すれば、東京湾に安宅船が浮かび、房総半島に睨みを効かせる…そんな、いにしえの風景が妄想できるはず♪
御城印は、登城記念だから、登城してから購入する!あるいは、現地に出向いて購入する!という御朱印的な楽しみ方もありますが、事前に購入しておき、御城印を持って登城する!のも楽しみ方の一つです。特に山城ガールむつみさんデザインの御城印は、地域性や特色を生かしたデザイン(色使い等も)と、城の説明と歴史的背景が同封されているので、はがきサイズをもって登城するだけで良く、気軽に十二分に楽しめます!
実は私は山城が好きで、山城に行くためにバイクの免許をとりバイクを買った山城ライダーです(そんな言葉ないけどねw)。しかしバイクは、立ち寄りを少なくしたい、荷物も少なくしたい、停めるところも少ない、ウェアや靴が歩きにくい等…山城巡りには意外に不便な乗り物なので、大きいパンフレットを広げて巡るよりも、はがきサイズの御城印を持って、登城すし楽しむメリットがとても大きいことを実感したのです♪
荷物も少なければ、地域もふらっと歩きやすくなります。余計な買い食いもするでしょう!面白い路地も発見するでしょう!あちこち寄り道をして、訪問地を楽しむことでしょう♪
城があるということは、少なくともその時代から人々の暮らしがあるということです。いえもっと前からあるでしょう。城の数はコンビニと同じくらいあると聞きます。山城も御城印も、それぞれの楽しみ方、そして貴重な地域資源として活用して欲しいと願っています。
あっ、防災!今回は、楽しくて写真はあまり撮れてませんが、津波回避は「高さ」が勝負。ですから、「城山」や城があった山頂に急いで登ってください!ただし、急傾斜地のため、地震発生直後や大雨の時には土砂災害の危険度が高くなります。旅行には、現地のハザードマップもぜひ一読していただけると、被災時には自分も現地の方も助かります。
2020年最後のブログでした!
2021年は城と防災、歴史と防災、そして文化と防災をもう少しきちんと書きたい…と思っていますが…どうなることやら(笑)
皆様どうぞよいお年をお迎えください。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします!