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城と地形と水脈と

最終更新: 2020年8月5日

防災を考える上で、歴史・地形・水脈は切り離せません。

近年豪雨災害が続き、歴史や地形は語られることが多くなりました。

先人たちはどんな対策をしてきたのでしょうか?

「城」に着目して、城と地形と水脈をの関係を見ていきたいと思います。

築城者の意図は違うかもしれませんので、深堀はしませんm(_ _ )m


サムネイル用の参考画像です


まず、東京都板橋区。どのような地形に見えますか?

ポイントは、荒川(新河岸川)の旧河道です。荒川は元々かなりの蛇行をしています。

川は埋められていますが、「根本的な地形」は変えられないのが基本です。

蛇行している川は必然的に河川敷が広いため、高島平等は元々湿っているはずです。


志村城赤塚城の位置と地形を御覧ください!見事に台地の際にありませんか?

石垣や天守のある城郭ではなく、地形を利用して築城する、土木工事主流の城です。

領国経営に有利で災害に対しても安全な台地の突端などに築くことは理にかなってます。

川は物資輸送や田畑に必須であり、対岸を見渡せる天然のハザードなのです。


さて次は、横浜市港北区。こちらもどう見えますか?

鶴見川を挟んで、大曾根城新羽城が存在します。

このふたつの城は、史実などはっきりしていませんが、城の遺構を見受けられます。

先ほどの板橋の城と、築城場所など似ていると思いませんか?

大きな川に近く水の手が豊富、台地の突端。


左が新羽城から見える景色、右が大曾根城から見える景色です。

城を使っていた当時は木は切られているはずです。遠く見渡せますね!

川との距離や高低差、見渡せる方向など、実際に歩くと感じられます。

そして目立つ川以外に、湧き水だったり小川だったであろう水脈の跡などもわかります。

そのような場所は、水に浸かりやすいことを知ってほしいと思います。


最後は、水戸市の洪水ハザードマップ(北部版)。

私は出身が水戸市です。黄色い矢印の先辺りが生まれ育った実家です。

子供のころから、学校でも地域でも、洪水の歴史や水の怖さを学んでいました。

同時に、那珂川は元々浅くて、水泳授業をしていた、水府流泳術発祥の地である。

などの明るい歴史も教わり、小学校では、水府流を習います!

ブルーの矢印の先端は、水戸城の先端部分です。水戸城は台地の上に築かれています。

グリーンのラインが台地の際。実際に歩くとわかりますが、一気に登ります!

この水戸市のハザードマップを見ると、「川の流域は広い!」ことがわかると思います。

実際に行ってみると、「間際では逃げられないほど台地が遠い」ことも感じられます。


中世の山城を歩くと、地形・水脈を考え、敵との攻防も考慮されているのがわかります。

時に、災害時の避難所としての役割を担っていたと城もあるでしょう。

城も防災も共通点は、事前と日頃の「備え」!

城を知ることは防災を知ること、地域を知ること!

だから、ハザードマップをもって、地域や城を歩いてみてください。楽しいですよ♪


これからも、ちょこちょことブログに綴っていきたいと思います。

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